庄内食肉流通センター

 当センターはと畜場法の許可を得て庄内広域行政組合が平成13年10月から現在地に開設しました。
 畜産農家が肥育した牛や豚などをと畜・解体して枝肉とし、食用として流通させるとともに、その一部をロース、ヒレ、肩肉等に分割化する部分肉処理についても一貫して行っています。
 また、施設の運営管理については、と畜・解体業務を、株式会社庄内食肉公社に委託するとともに、枝肉の部分肉処理については、全農山形庄内畜産販売課が行っています。(施設を有料で貸付)

センター設置の経過及び趣旨

 当センターが設置される前は、庄内地域においては牛や豚などを食用にする場合、旧鶴岡市と旧酒田市の2つの食肉処理場(と畜場)で処理を行ってきましたが、どちらの施設も老朽化と狭隘化(きょうあいか)が指摘されるとともに、と畜場施設の衛生基準を満たすことが困難な状況となっていました。これらの問題を解決し、安全で衛生的な食肉を提供するため山形県食肉流通合理化計画に基づいて、これらの二つの施設を合併した新しい食肉処理場を導入するため、庄内町の工業団地(庄内臨空工業団地あまるめ)に平成11年度から建設を始め、13年8月に完成したものです。


衛生管理について
施設の設備

 当センターでは、HACCP方式に対応可能な設備とするため、人の手や個体どうしの接触による汚染、作業員の移動による汚染を防止する自動搬送システムを導入しています。また自動電殺機、懸垂式剥皮機や自動背割機などの自動化された最新の衛生設備を配置しています。更に汚染を防止するために、皮や廃棄物などは真空吸引方式により保管室へ直接送られます。このように、庄内食肉流通センターは、庄内地域の食肉流通の拠点施設として、畜産農家から食肉流通業者、食肉加工業者及び消費者の期待に応え、安全で衛生的な食肉の供給に貢献しています。


HACCP方式とは
(資料 社団法人日本食肉協議会「新編 食肉の知識」より)

 食肉は細菌汚染を受けやすいため衛生保持に特段の配慮が必要な食品であり、家畜の生産からと畜解体処理、細切などの加工、流通、販売に至るすべての過程において、総合的な衛生管理を実施して微生物の制御を行っていく必要があります。
 そのため、食品衛生法にHACCP方式(Hazard Analysis Critical Point System)を採用し、平成7年5月に改正されました。
 食品の製造において導入される自主衛生管理方式(HACCP方式)は、原料から製品までの一貫した衛生管理で、と畜場を一つの食肉製造工場と見て、HACCP方式を採用した微生物制御の考えを当てはめてみると、次のようになります。
  1. 生体受け入れから枝肉に至るまでのと畜解体、処理の各段階で発生する恐れのある危害の評価(危害分析=HA)及び各段階における危険度を許容できるレベルまで低下させるための防止対策を確認します。
  2. 食肉処理の各工程において、一次汚染及び二次汚染の汚染源あるいは汚染原因(重要管理点=CCP)を具体的に特定します。
  3. 各CCPにおける汚染の指標を決め、汚染を最小限に抑えるための目標管理基準を設定します。
  4. この目標管理基準を監視する方法を決めて実施します。
  5. 結果に基づき、必要な措置を講じます。
  6. 結果を記録しておきます。
  7. HACCP方式が正しく実施されているかどうかの確認方法を決定しておきます。確認方法には、生物学的、物理学的、化学的及び官能的方法が含まれます。
 そして、必要に応じてそれぞれの項目について、基準を設定することになっています。
今後、各と畜場、食肉加工場などの食肉を扱う施設に次々とHACCP方式を取り入れた微生物管理方式が導入されていくことと予想されますが、これらの微生物制御は、(細菌を)付けない、(細菌を)増やさない、(細菌を)殺すという食中毒予防三原則の考え方と大差はありません。処理工程での食肉の衛生的取り扱い、冷蔵保管、手指や機械器具の殺菌といった点に注意していくことに変わりはないといえます。


庄内食肉流通センターの概要

1. 設置者 庄内広域行政組合
2. 開設年月 平成13年10月
3. 所在地 山形県東田川郡庄内町家根合字中荒田21番地の2
4. 敷地面積 40,114m2
5. 建築面積 11,601.62m2
施設名 構造 面積 備考
1.処理工場棟 鉄骨造2階建 10,260.26m2
2.井水処理施設 鉄骨造平屋建 111.23m2 脱水機室、ケーキヤード共
3.汚水処理施設及び焼却施設 鉄骨造2階建 841.83m2
4.ポンプ室 鉄骨造平屋建 206.34m2
5.藁置場 鉄骨造平屋建 107.31m2
6.車庫 鉄骨造平屋建 55.33m2
7.家畜運搬車両用消毒設備 鉄骨造平屋建 19.32m2

6. 施設能力区分
区分 繋留所 と畜解体 枝肉冷却室 内臓ボイル 頭・足処理 部分肉加工
小動物 600頭 1,050頭/日 2,100頭 1,050頭/日 1,050頭/日 400頭/日
大動物 20頭 20頭/日 90頭 20頭/日 20頭/日 10頭/日

7. 総事業費(平成11年度〜13年度)
(1) 建設事業費 6,086,983千円
(2) 用地費 613,745千円
(3) 財源内訳
国庫補助金 2,163,581千円
組合債 4,501,600千円
一般財源 35,547千円

8. センターにおけると畜業務実績について
期間(平成13年10月〜平成28年3月まで)
(単位:頭)
畜種
年度
子牛 緬羊
・山羊
13年度 93,254 967     26 94,247
14年度 229,818 2,107   2 130 232,057
15年度 229,243 1,541   3 119 230,906
16年度 221,225 1,625   5 124 222,979
17年度 236,098 1,289   5 99 237,491
18年度 249,274 1,150   11 96 250,531
19年度 261,173 1,070   9 117 262,369
20年度 265,262 1,170   7 105 266,544
21年度 272,392 906   26 109 273,433
22年度 271,826 731   26 107 272,690
23年度 273,937 700   37 109 274,783
24年度 269,509 626   26 83 270,244
25年度 262,160 517   18 79 262,774
26年度 255,498 466   43 78 256,085
27年度 259,434 364   34 104 259,936
平成13年10月から供用開始をしておりますが、当初は機械の運転調整などのテスト稼動を行っており、全面稼動は11月中旬からとなっております。

9. 施設使用料及び解体料
区分 牛・馬 子牛・子馬 めん羊・山羊
(大) (小) (大) (並・小) (大) (小)
施設使用料 一般
1,300円 600円 600円 600円 600円 400円 400円
病畜
1,450円 750円 750円 750円 750円 550円 550円
解体料 一般
4,300円 2,400円 1,200円 2,800円 1,400円 1,200円 600円
病畜
9,700円 4,500円 2,300円 5,300円 3,200円 2,300円 950円
時間外
14,200円 8,480円 4,095円 7,930円 4,615円 4,095円 1,638円
上記の表に掲げる金額に消費税を加算した額となります。

10. 冷蔵庫使用料
区分 牛・馬 子牛・子馬 めん羊・山羊
一日当り 200円 100円 100円 100円
上記の表に掲げる金額は、2分の1体の枝肉2個を1日とする。なお、1泊2日は2日使用の計算となります。
上記の表に掲げる金額に消費税を加算した額となります。

11. 食肉流通センター測定位置及び結果
PDFアイコン 焼却炉維持管理計画 (PDF形式:209KB)
PDFアイコン 測定位置 (PDF形式:168KB)
PDFアイコン 測定結果(H28年4月分〜H29年3月分) (PDF形式:530KB)
PDFアイコン 測定結果(H27年度分) (PDF形式:213KB)
12. 汚泥のコンポスト化について
 
PDFアイコン 汚泥のコンポスト化 (PDF形式:33.5KB)


連絡先

● 庄内広域行政組合食肉流通施設事務所
所在地/山形県東田川郡三川町大字押切新田字茨谷地50
TEL: 0235-66-4141  FAX: 0235-66-4140
● 株式会社 庄内食肉公社
所在地/山形県東田川郡庄内町家根合字中荒田21番地の2
TEL: 0234-45-1250  FAX: 0234-45-1251
● 全農山形庄内畜産販売課
所在地/山形県東田川郡庄内町家根合字中荒田21番地の2
TEL: 0234-45-0455  FAX: 0234-45-0525



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