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酒田市 平田地区―里山にある素朴な日常に逢う。

砂越跨線橋
写真は、JR羽越線砂越駅から少し離れ、最上川に架かる鉄道橋の前にあるラセン状の跨線橋。長さ236.5mの砂越跨線橋。

人の横顔に似た山形県の、目玉のあたりに酒田市平田地区がある。樹木に抱かれた"緑の指定席"にどっかりと腰をおろして見つめる時、「その視線の先」には町が推めてきたアート(彫像)につつまれていることに気がつく。四季に和み、牧歌的な里山の風情とも調和している。懐に分け入れば名瀑十二滝やかつての日常を想い起こさせる旧阿部家などの見どころがあり、野趣に富んだそば処、森の家がある。ありのままのふるさとがこの町にある。

酒田市 松山地区―古武士の風貌。


小さな橋
写真は酒田市松山地区内を流れる農業用水路「上堰」にかけられている小さな橋。今は休憩のためのあずま屋も建っている。

小さな城下町酒田市松山地区。しかしこの町山地区は威厳にあふれ、優しさに満ちている。
背景に、出羽丘陵の一角を占めて総面積300haの眺海の森がある。県内最大の天体望遠鏡を据えたコスモス童夢、庄内平野の春秋を一望する薬師公園などがある。下って、堂々とした山門の総光寺と白壁が続く中に鯱をかかげた松山城の城門を見る。松山地区はまだ古の風情そのままである。最上川の流れに添って細長く形づくられた古い町並があり、その中を一本の水路がある。ここにかかる幾つもの橋は名前を持たないあまりにも馴れ親しんできた橋である。


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