2000年7月6日(木曜日)、晴れ。この日は、Marionとコロンバスに(見物?と)買い物に行った。MarilynとMarianneが付き合ってくれた。Marianneは近くに住んでいるのだが、何かというとお世話になった。ご自宅にも伺ったのだが、旦那様はカナダに‘狩猟’に行ってて、留守との話だった。しかし、壁には(狩猟の成果?の)「大きな鹿」が(何匹も)首をもたげていた。(笑)
でも、一番苦労したのが、娘に頼まれた(メーカー指定の)「化粧品」。どの店に行ってもなく、店員も(全く)知らない「メーカー」で、まいった。アメリカは、広いから…日本の雑誌で紹介されていたって、知らなくとも当然なのかもしれない。結局、似たような物を買って帰ったのだが、娘はとっても喜んでくれた。
実は、アメリカ滞在中(十分に)間に合うように、空港の免税店でタバコを1カートン買ってきたのだが、(どこに行っても)アメリカ人はタバコを吸わない。だから灰皿もない。ああ、これじゃぁ…一週間禁煙だ、と覚悟?を決めていた。しかし、2日目の夕方、『Kosyu、ちょっと来い。』とスティーブに呼ばれていくと、『葉巻を吸うか?』と聞かれた。(私は大喜びで)『I like this one!!!』と、エクスクラメーション(感嘆符)が三つも四つもついた返事をした。それからというもの、夕食前のひととき、ベランダというか広いデッキで、二人で葉巻を吸うのが‘日課’となった。Abbyのボーイフレンドの(医学生の)Artが、(このようすを)あきれたような顔?で見ていたのが、ハハ、印象的だったですね。
私は、『人の数よりも、鳥の数の多い方がいい。ここは素敵だ。』などといい、スティーブは、『私は、マリリンと結婚してよかったと思っている。Kosyuは、Tazukoと結婚してよかったと思うか?』といきなり、核心?に触れてきた。(これは、躊躇してはいけない?な、と)『Of course! 私はTazukoと結婚して、とってもよかったと思う。』…と、日本では絶対?口にしないセリフを、はいた。 スティーブはいう。『AbbyとLauraは、そのうち結婚してこの家を出て行くだろう。しかし私には、彼女たちと別れることは、とても困難(too difficult)だ。』。で私。『私には、3人の子供がいるが、長男はじめ、同じように皆、家を出て行くだろう。Steveと同じだ。』。スティーブ。『でもKosyuには息子がいるじゃないか。私は娘二人なので、(結婚したら)‘Simpson’という名前が(私たちを最後に)なくなってしまう。これは、とても寂しい。』。 この話は、(Kosyuにとって)すこし意外だった。アメリカ人は、結婚したら家を出て独立?するのが普通で、家族制度(家系?)そのものの考え方も割切っているというか、希薄(ドライ)なのではないかと、(勝手に)考えていたからである。
スティーブは、『そうだ、Tazukoにも見 せてやろう。』といい、『トゥヅゥ〜コォ !』と大きな声でTazukoを呼んだ。顔 を出したTazukoも、感心しきり。もう 、
実はこの時、Tazukoも(Marilynの)‘秘密の場所’に案内されていた、と後で聞いた。それは裏庭を見渡せるる、二階のベランダ。庭いっぱい!に「蛍」が飛び交い、幻想的な光景だった、らしい。…ここ、Marionは、いいところだった。そして何よりも、素敵な人たちが住んでいる…。 この日は、特別な夜だった。そう、日本に帰る最後の…夜。Tazukoは日本から「着物」を持ってきており、以前(日本から)Abbyが持ち帰ったもの(←別のホストからのプレゼント)もあわせて、(女性の)みんなに着てもらった。「折紙」なども、教えたりして、(惜しみながらも)夜はふけていった。 |
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