2000年7月5日(水曜日)、晴れ。この日は早朝に、(Marionから約180kmの)クリーブランド:Cleveland市に向けて、Abbyと出かけた。 クーブランドの手前、約20Kmの所にあるメダイナ:Medina市は、(この年)3週間、Kosyu家でホームステイをしたエイミイ:Amyの家がある。 Amyは、Abbyのウェズリアン大学の同級生で、そして友達でもある。お父さんはデイブ・ザンダース:Dave Zanders。クリーブランドで弁護士をしている。おかあさんは、リンダ:Linda。養護学校の先生である。そして弟のマーク:Mark。(Lauraと同じ学年で)アリゾナ大学に入学予定だった。陸上の選手で、大学もその関係らしかった。
何となく、「狩猟民族」の方向感覚は、「農耕民族」よりも(格段に?)いいのではないかと思った。そして、行動(思考)パターンも…(明らかに)違う。例えば(「農耕民族?」である)日本人は、農作業や病害虫への備えなど、周りの人たちと‘一緒’にまとまって、(同じことを)する場合が多いと思うが、「狩猟民族」は、「前の人が通ったルートには、‘獲物’はいない」ので、違う道を行く、という感じかな?また、広々とした芝生の庭を眺めては、「日本人?は、こんな‘空き地’があるとすぐ、畑にして‘野菜’をつくるな。」とも、(とめどなく)思った。
(関係ない?けれど)オハイオには、HONDAの工場があり、Abbyの乗っている車もCIVICだった。(別の日だけれど)『(TazukoはAccordだけど)Kosyuは、おなじCIVICだ。』といったら、Steveは『車の後ろに‘記号’がついているだろう。Abbyのは‘EX’だけど、Kosyuのは何だ。‘LX’か?』などと(かなりしつこく?)聞いてきたのは、おかしかった。『日本とは、車種の構成が違うみたい。』といったのだが、Kosyuのは‘ferio’。(←意味は、わからないけど。) 2時間ほどで、メダイナ市着。LindaとAmyが迎えてくれた。こちらの家は、(どの家も)家の中も外も、きれいにしている。庭は、芝も花々もうつくしいし、部屋の中も色々なものの配置や、飾りつけも、相当の気合い?が入っている。(かたや)日本のご家庭は、部屋の中が、色々なものでごちゃごちゃ?していても、洗濯物も外に出そうが、ベランダに布団を干そうが、(あまり)気にしない 。
実は、(←と強調するほどのことではないが)例えば、「‘秋田美人’には、ヨーロッパ人種の遺伝子が入っているので、色が白くって、背も高い。」(←これは学術的な調査研究の‘成果’として、言われている。)とか、今密かに‘仮説?’を立てているのが、「縄文人」→「蝦夷(えぞ)」→「アイヌ人」の流れが‘人種的’にあるのではないか(←これは、Kosyuの‘勝手な’思いつき。)など、民族の歴史的なこまごま?とした成り立ちみたいな話に、興味があるのである。(話がわき道にそれた。) で、Amy家では、昼食と(Amy特製の)‘ウエルカム・ケーキ’をごちそうになって、それぞれ、おいしかった。その後、クリーブランド:Clevelandに向かう。クリーブランドは、オハイオ州北東部にある工業都市。エリー湖の南岸にある重化学工業都市で、五大湖有数の港湾をもつ。しかし、1950年台には、90万人を超える人口があったが、(重工業の衰退により)現在では、50万人をいくらか超えるほどの都市となっている。またここは、大リーグのインディアンズ:Indiansのホームである。(Amyはその大ファンであっが、主力の故障などにより、地区2位に低迷?していた。)
ひと回り見て、外に出ると、しばらくすることがない。(Amyのお父さんの)Daveがその日は仕事で、仕事が終わって‘合流’する予定なのだった。ここは港の一角で、とても広い。隣接してインディアンスの?野球場があったり、近くには、昔の大きな船が係留されていた。この船は、資料館?として公開されていた。(時間をかけて)ぐるっと見て回ったり、(ここでも)のんびりと、おしゃべりして、暇つぶし。
3〜4時間程ブラブラしてから、やっとDaveと、(Amyの弟の)Markとそのガールフレンドがやってきた。(日本では、あまりないが)ボーイフレンドやガールフレンドも一緒になって、(総出で)歓迎してくれるっていうのは、うれしいものですね。ありがとうございました。でさっそく、皆で食事に出かけた。レストランは、(とっても高架で)見晴らしのいい‘電車’で数駅、運河沿いの景色もすばらしい所だった。キリアンズ(George Killians)ビールを(2本も)飲んで、料理もおいしかった。
そして、日も暮れて、180kmの道のりを帰ってきた。Abbyは、長時間の運転で、どうもお疲れ様でした。しかし、Kosyuはというと…、車の中で、すっかり寝てしまった。‘イビキ’までかいて…。でもAbbyは、『私のダディも同じよ。』と、気にするTazukoに言ってくれたらしい。Abbyは…、やさしい娘さんだ。 Simpson家に帰って、Steveに‘おみやげ’の話をしたら、『どれ、見せてみろ。』とチェックを始めた。『これは見たことがない。特別なお酒なのかも知れない。』などと調べていたが、『わかった、これはリキュール:Liqueurだ。』と納得したようだった。Steveの‘こだわり’ようが、(なんか)おもしろかった。 この日も、すっかり皆様にお世話になって、一日が終わった。きょうも、いい日だった。 |
|
||
![]() |