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胎蔵山



林間に鳥海山をかいま見て歩く

ここちよい一本道

整然と佇む静かな胎蔵山は

懐の温かい優しい山

 酒田市平田地区の屋根と称する胎蔵山は、標高729m。平田地区の奥の間にドッカリと座る古老のように静かに佇んでいる。見馴れれば遠く離れたところからも、台形の落ち着きはらったその姿を認めることができる。
 庄内・最上の郡境にある弁慶山地の枝尾根の中にあって、酒田市周辺から展望する出羽山地の山並みのうちに最も高く見えるこの山は、かつて胎蔵越えといわれた最上郡との交易ルートであった。また、その昔、「大浄」「台蔵」「大蔵」「台上」とも書かれていて、仏教との深いかかわりをその名にとどめ、修験・信仰の山であることでも知られる。
 登山というよりはもっと気軽に足を向けることができる山であるが、登山口には常に「熊出没」のタテ看板があって、一瞬心を引き締めてくれる。

 


[参考コース・所要時間]
(JR砂越駅−元田沢 ※路線バス利用可/登山口まで車30分)
元田沢登山口(1時間15分→←1時間)鳥居の松(45分→←30分)薬師神社・中の宮(30分→←20分)山頂


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