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「自然と人を一つにする眺海の森」とうたうとおり、外山丘陵の高低をたくみに利用して森はフルシーズン自然と光景、宇宙をも対象にした一大学習ゾーンとなって訪れる人々に語りかけてくる。
中央展望台と施設群を中心に、ここにつながる四方からの林道が縦横にのびている。途中、野鳥の森、キャンプ場、ピクニックランド、野外スポーツ施設、水と子供の広場、アートスペース、多目的広場など多彩な活動に対応する場所をもうける。
高台中央広場には森林学習展示館と薬草園、星の広場には東北有数の天体観測館・コスモス童夢があり、周囲に惑星のモニュメントがおかれ、夜には天空にきらめく星々を間近に見る。また世界の森、郷土の森、そして生産の森が配置され、森林資源への深い理解と愛情を促すこの森の大きな目的を象徴している。
北真正面に鳥海山の雄大な全景を眺めその頂からの滑降を楽しむ人工ゲレンデ松山スキー場や、庄内平野と日本海の大パノラマを眺望する峰の薬師がある。日本海に夕日が沈む頃、ここは絶好の撮影ポイントとなって多くの”カメラマン”が集まって来る。峰の薬師から中央広場への道は酒田市松山地区の長い歴史を偲ぶ「歴史文化の道」と名付けられた静かなコースでもある。
二月には全国でも珍しい”冬の花火大会”が開催され、この地方特有の冬景色に鮮やかな花を咲かせる。
標高40m〜320mにつくられた眺海の森は、「人々が自然空間に学び憩う大地の創造」を目指した広大なレクリエーション基地である。 |
●コスモス童夢
●峰の薬師からの眺望 |
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