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金峯山・鎧ヶ峰・母狩山



人里の音を聴きながら歩く
日溜まりの小径
小さな「縦走」の旅
金峰山頂から、眼下、鶴岡市街地の
夜景を眺めるのもいい
 県下でただ一つの国指定名勝、金峯山の山頂を経て南に折れ、ゆるやかな起伏と雑木林の中を母狩山にむかって進む。おおよそ四時間の小さな縦走コースである。
 中世から金峯修験の山として栄え、苔むした碑石や史跡が多くある。中腹の中の宮には国指定重要文化財の銅鉢をはじめとする多くの宝物と、動植物の標本を保存する金峯山博物館があり、山の歴史と自然を見ることができる。
 この中の宮から山頂神社までの道は老杉に覆われ、木の根が露出し、鎖場もあるが、約40分も登れば標高459mの山頂に着く。途中、北側に視界がひらけて鶴岡市街地と、遠く酒田市、鳥海山、日本海、そして離島飛島を望むことができ、名勝の地であることが頷けるであろう。
 山頂で一息入れ、鎧ヶ峰に向かう。その道はなだらかな林間にあって、春ならば鮮やかな緑色の、秋ならばスポンジを踏むような、極上の遊歩道となる。小さなピークを二つ越えていけば標高566mの鎧ヶ峰に立つ。地図上にその山名を見つけることは余りない無名に近い山ではあるが、この頂から見る月山は圧巻である。雄大な月山の端から端まで見渡す地点は、おそらく鎧ヶ峰が一番であろう。さて、ここから一挙に200mを下り、さらに標高差400mを登らなければならない。


[参考コース・所要時間]
青龍寺口(JR鶴岡駅−金峯登山口/バス25分/車では中の宮まで30分)
中の宮(45分→←35分)金峯山頂神社(1時間→←45分)鎧ヶ峰(1時間20分→)母狩山山頂(2時間30分→)谷定 ※金峯山〜母狩山縦走
谷定口(JR鶴岡駅−谷定/バス30分、車25分)
谷定(1時間→←40分)登山口(1時間30分→←1時間10分)高見台(1時間10分→←1時間)母狩山山頂 ※母狩山のみ


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