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酒田市―港町の文化復興が渡ってゆく。

出羽大橋

写真は、夕闇迫る頃、交通量のピークを迎える出羽大橋から市街地対岸を見る。左岸には河川敷を利用した市民ゴルフ場がある。

市の中心部に港町の栄華を語る多くの建物や史跡がある。日本最大の地主本間家と美術館、庭園、豪商鐙屋、欅の森の中の山居倉庫等々。日和山公園内の木造灯台、北前船・・・。そして最上川対岸飯森山の一帯に建設されている文化施設・・・世界初の写真美術館・土門拳記念館、酒田市美術館、生涯学習施設・出羽遊心館等。
これらを結び最上川に架かる県内最長の橋が出羽大橋。全長1,817mの橋は最上川河口に近く、冬には白鳥7,000羽が飛来し、越冬地とするスワンパークがあり、夏は花火大会で人がうめ尽くす。

酒田市 八幡地区―湧水の里から。

新大橋
写真は荒瀬川にかかる新大橋。鳥海山が真近かに迫る風景の中を、春の祭の行列が今も通るふるさとの懐しい木造橋。

「全国水の里百選」に入る酒田市八幡地区。鳥海山の恵みを一身に受けて、山麓一帯に美しい集落が点在する。森と高原はこの町の生命ともいえるかけがえのない財産。また酒田市八幡地区は、カラダにおいしい水の宝庫で、湯ノ澤霊泉など古くから不老長寿の水として名高く、近隣の人々が愛飲してきた。日向川、荒瀬川という清流が多くの特産物をもたらし、そのアイデアも湧水のように生まれ出る。
東北の名山鳥海山登山の基点として知らせる他、高原リゾートの別天地、鳥海高原家族旅行村、森の中のレクリェーションゾーン八森自然公園などがある。

酒田市 平田地区―里山にある素朴な日常に逢う。

砂越跨線橋
写真は、JR羽越線砂越駅から少し離れ、最上川に架かる鉄道橋の前にあるラセン状の跨線橋。長さ236.5mの砂越跨線橋。

人の横顔に似た山形県の、目玉のあたりに酒田市平田地区がある。樹木に抱かれた"緑の指定席"にどっかりと腰をおろして見つめる時、「その視線の先」には町が推めてきたアート(彫像)につつまれていることに気がつく。四季に和み、牧歌的な里山の風情とも調和している。懐に分け入れば名瀑十二滝やかつての日常を想い起こさせる旧阿部家などの見どころがあり、野趣に富んだそば処、森の家がある。ありのままのふるさとがこの町にある。

酒田市 松山地区―古武士の風貌。


小さな橋
写真は酒田市松山地区内を流れる農業用水路「上堰」にかけられている小さな橋。今は休憩のためのあずま屋も建っている。

小さな城下町酒田市松山地区。しかしこの町山地区は威厳にあふれ、優しさに満ちている。
背景に、出羽丘陵の一角を占めて総面積300haの眺海の森がある。県内最大の天体望遠鏡を据えたコスモス童夢、庄内平野の春秋を一望する薬師公園などがある。下って、堂々とした山門の総光寺と白壁が続く中に鯱をかかげた松山城の城門を見る。松山地区はまだ古の風情そのままである。最上川の流れに添って細長く形づくられた古い町並があり、その中を一本の水路がある。ここにかかる幾つもの橋は名前を持たないあまりにも馴れ親しんできた橋である。


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