はじめに


ウイーン自然史博物館

「今は、昔」となってしまったが、1994年(平成6年)10月10日から23日までの14日間、 ヨーロッパの各地を旅行した。しかし、(白状すると)この“旅行”は、職場の『海外研修 制度』を利用した『出張(扱い)』だったのである。旅費の上限もあって、かなりの個人負 担も必要なのであるが、当時の課長に「ぜひ、推薦状を」とお願いをしたりして…それは決定した。

14日間はかなり長い期間と思い、出発したが、この日数で8都市を回るには、なかなか の強行軍を強いられた。移動日には、『4・5・6』(4時起床、5時食事、6時出発)も 珍しくなく、通常の日でも『6・7・8』の日程だった。過ぎてみれば、あっという間のしかし、とても充実した日々だった。(当時の「課長」は退職したが、とても感謝している。) テーマを設けての、4都市への「訪問」が目的であったが、このレポートでは、そこで見聞した各都市の現状などについて述べたものである。(当然)固い内容で、興味がなければ面白くも何ともないのだが、行かなければ知ることができない事柄も多く、ひとつの記録として、掲載をすることにした。ただ(当然ながら)、文中の為替レートをはじめとする数字、社会的な状況は平成6年当時のまま、訂正していないので、ご注意を願いたい。

      (また、各都市訪問に設定した『テーマ』は、文面よりご推察ください。)
ミラノ⇒ストラスブールは、『管制官のスト』で、バリのドゴール空港経由となった。
また、ミラノ⇔ベローナは、バスでの往復で、ベローナからベネツィアを経由した。

(2001.8.5)

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