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パイオニアと語る

池田亀五郎さん(酒田市在住)

 県内の漁港は庄内海岸120kmに対して日本海に面する酒田市と鶴岡市の2市、そして遊佐町に県の管理漁港4港と市町管理漁港11港の計15港が指定されている。沿岸約8kmごとの割合いで点在していることになる。これらの漁港とは別に、酒田、加茂、鼠ヶ関には港湾があって、それぞれの漁港区がある。
 ひとくちに漁港とはいえ、小さな入江を利用した小規模の港から遠洋漁業まで様々である。漁港は第一種、二種、三種、四種、特定第三種に区分けされているが、離島や辺地の第四種漁港と地元漁業にのみ利用される第一種、これより規模の大きい第二種漁港が庄内には多い。
 さらに、酒田港は政令で定められた重要港湾であり、古くから東北地方有数の貿易港として知られ、庄内ひいては山形県の海の玄関として今も拠点的な役割を果たしている。近年「東方水上シルクロード」と称されて話題になった環日本海交易ルートの担い手でもある。また鶴岡市の加茂港は地方港湾として、鼠ヶ関港は地方港湾、避難港として政令で定められた庄内の主要港でもある。
 日本海を漁場とする庄内沿岸の各漁港は天然の地形に恵まれた良港が多く、漁港同志もまた長い間につかわれた強く太い友情によって結ばれている。
広徳丸の着岸を確認する池田さん

計量を終えた鱈
▲計量を終えた鱈


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