西馬音内盆踊り
 西馬音内の盆踊りの中には「がんけ」と「音頭」があり、 「がんけ」は勧化・雁化・願化と言 われ、江戸時代に滅んだと藩の怨念 がきざみ込まれているという言い伝 えです。さらりとひとさし指を天に むけ回転し「私は天(城主)を慕ってい ますがこのまま生きて行く為の糧や 夫の安泰をお守り下さい」と踊って いるのだそうです。ひこさ頭巾は庄 内地方のはんこたんなを模している と言う説と農民に落ち延びた家臣達 に害が及ばぬように被ったものだそ うで、は縫い衣装は昔の姫達の着物 を年に一度盆踊りの為にリメイクし た物だとも言われています。私は5年 に渡りこの盆踊りを見に行って思う 事は原風景の中にいつの時代にも影 響されない人間の情緒があると言う 事です、これは私が写真を撮っても 撮らなくても永遠に続く時代の豊か さなのでしょう。ふと踊る立場に立 った時、前の人のうなじがどう見え るでしょうか?。

 

 西馬音内盆踊りは国指定の重要無形文化財に指定されています、羽後町の人口は2万人足らず、しかしこの盆踊りの3日間、町の人口は10万人余りにふくれあがります。西馬音内のメインストリートは500メートル余り、その通りに篝火が焚かれ中央の櫓からお囃子の演奏が始まると町のあちらこちら何処からともなく子供達が現れ次々に大人達が現れ踊りの円陣が組まれて行きます。踊りは午後7時30から始まり深夜の11時30分にフィナーレを迎えます、人々はこの3日間の為だけに一年、踊りに磨きをかけてきました。

 また故郷をはなれ都会に出て行った町の人もこの時だけは西馬音内に帰り踊りに加わります、どことなく妖絶な踊りは田舎には似つかわしくないほどの洗練さがあります、これはこの盆踊りが深い時代背景から立ち上がってきた歴史があるからです。

写真撮影機材
平成15年8月17・18
ASAHI PENTAX Super_A
FUJI_GA645zi
EPSON_GT9700Fにてネガスキャン

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西馬音内盆踊り囃子「音頭」は北の盆様よりお借りいたしました。