『沈黙の夜』 F30号(91.0×72.7cm)
1981.02

「プルシャンブルー」は、好きな色だが、あまりに‘強い’ので、何年か敬遠していた。
しかし、この絵は「プルシャンブルーしかない」と思い使ったが、先生から「何か、別な
世界に引き込むような、ショッキングな色」といわれたことを思い出す。だが、描きか
けのずみずしい色合いは、次第に失われ、教室の展覧会に出した時には「あれ?
この絵だったっけ…」と、少なからず失望させてしまったのも、また事実である。